スクリーンプリントは版を使用して印刷します。

スクリーンプリントというのは、シルクスクリーンプリントと同じです。

私もお客様とお話していて、
シルクですよね?とよく聞かれるので、
シルクスクリーンという呼び方の方がメジャーかもしれません。。

まぁ、、、要するに、
版を使用したプリント方法のことです!

とは言っても、全くプリントのことをご存知ない方は、
そもそも、スクリーンプリントって何? とか
版って何? とか 版を使用するってどういうこと? とか
どうやって印刷していくの? とかいろいろな疑問があると思います。

そこで、今日は版やスクリーンプリントの仕組みについてご説明していきます。

スクリーン印刷の技術詳細ページはこちらよりお進みください▶

①版って何?

スクリーンプリントでは版を使用してプリントします

これが版です!
ここにインクを乗せて
スキージでインクを押し出して
印刷物にプリントしていきます。

 

②版を使用するってどういうこと?

スクリーンプリントの印刷風景です

これは、版を使用してプリントをしているところです。
手で印刷する場合(手捺染)もありますが、
前田ネームでは機械を使用してプリントしています。

※注※
機械で連続プリントしていきますので、
1枚ずつや、1本ずつというプリントには対応できません。
→既成品へのプリントにも対応ができません。
予めご了承くださいませ。

持ち込みのプリントをご希望の場合は、
ロール状の生地・リボン等でお願い致します。

 

③どうやって印刷してるの?

版の上にインクを乗せ、オープニングと呼ばれる
糸と糸の間の空間(穴・孔)からスキージ(ゴムのヘラ、または金属のヘラ)
を使ってインクを押し出し、画像パターンを形成する単純な印刷法です。

 

版のオープニングです。
※このメッシュの穴(孔)の部分がオープニングです。

 

スキージの説明

 

スクリーンプリントの説明

 

版の上にインクを乗せてスキージ(下の画像)でインクを押し出してプリントしていきます。

インクは版を通過して印刷物に印刷されるため、
版から印刷物に転写される
他の版式の印刷方法(凸版印刷など)とは異なり、
図像が反転しないという特徴があり、
古くから捺染や印染などの伝統工芸として
日本に根付いている工法です。

凸版や平版といった印刷法では、
刷版に付着するインクしか対応できず
インクの付着量にも限界があります。

※凸版印刷とは非印字部分より印字部分が高く、
そこにインクをのせてリボンやテープに転写していきます。

リボンやテープにハンコ・ゴム印を押すような
イメージでプリントしていきます。

凸版印刷の詳細ページに進みます▶

 

シルクスクリーンでは、
極端な話、インクが穴を通り印刷物に接着すれば
水と空気以外のあらゆる物質に印刷可能なので、
インクを選ばず、インクの転移量も版の厚みを変えることで調整ができます。

弊社では、下記インクを使用しプリントしております。

顔料インク(油性顔料・水性顔料)
染料(分散・反応・酸性)
シリコーンインク
バインダー類

 

これで
「スクリーンプリントでは、版を使用してプリントしています」
ということを、少しでもをご理解頂けましたでしょうか?

スクリーンでプリント加工するには、
必ず版が必要になります。(有料)

まず試作の段階で版を作成します。

1度版を作成すると、
データが変更にならない限り
量産の際に版を作成することはありません。

※版の保存期間は、5年間です。
弊社で保管致します。
保存期間内に版が破れてしまった場合、
追加の料金等は特に頂いておりません。
※データ変更の場合は、別途料金が発生致します。

1リピートの長さは通常30cm以内です。
(長いデザインの場合はご相談ください。対応可能な場合もございます。)
※デザインによっては対応出来ない場合もございます。予めご了承ください。

 

そのほか、
スクリーン印刷のお見積が欲しい!
版製作にかかる費用が知りたい。
などなどご質問等ございましたら、
一言で構いません。

お問合わせください。
折り返しご連絡させて頂きます。

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